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2月22日(土)に行われました『T-ラインわんコイン研修会』の報告!
講師:立枝 百代氏をお招きして「デンマーク高齢者介護~介護と医療の連携」についてお話をしていただきました。
立枝氏は1990年渡欧し、現在はデンマーク国民学校(フォルケホイスコーレ)勤務。
世界一幸福な國・福祉先進国の学校と言われる成人教育機関の一種で日本でいう大学の位置付けにある学校組織で、社会福祉コースの教員として長期研修学生を担当されています。
デンマークの面積は約4.3万㎢(九州 約4.2万㎢)
人口は約560万人(兵庫県 約555万人)
高齢化率 17%(日本 25%)
「幸福度世界一」医療制度と健康、教育、環境、経済的な豊かさ等100件以上のデータを基に178ヵ国の中で1位(日本44位)となっています。
「税金が高い?」講師の方は所得税を44%払っているそうです・・・。消費税率25%
しかし、国民の所得格差が小さく、福祉制度も充実しています。
「医療」はほとんど国立病院で無料!完全予約制で待合室がありません。ホームドクター制度が導入されています。
「教育」面では学費は無料!18歳まで児童手当・大学生への生活費支援(単位取得は必須)もあるようです。
貯蓄の必要がなく税金を納める事が貯金!!!であるようです。
高齢者介護は、1958年4月に在宅介護の法律ができ、1962~1968年法律が義務化されました。1974年「ヘルパー資格」を制定し、1978年24時間在宅介護がスタートします。1980年代には国の財政が悪化。福祉の予算の60%が高齢者介護に使われていたため、3つの柱を考案しました。
《高齢者福祉の3つの柱》
高齢者福祉審議委員会での意見・調査により求められたもの
①持続性・・・今までの暮らしのペースを継続したい
(入所等で環境を変えてしまうと新しいことに合わせようと学習しなければならない)
引越しや食事・入浴時間等は自分のペースを望む
②自己決定・・・自己決定できる能力があるにもかかわらず、周りが決めてしまうのは不本意
出来なくなる事は増えてくるが、環境が整えばできる事もある
③自己資源の開発・・・今までの経験を活かすことが出来ていないのが現状
人それぞれ身体機能が低下しても頭脳は活用できる
「何ができないか より 何が出来てどんな事をしてきたかを見ていく介護が必要」
今回の研修報告①はここまでです(●^o^●)
次回の研修報告②をお楽しみに~~~☆
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